教材、及び学務関連

教育、研究のポリシー

 日本文学を専門としていますが、古い時代の新聞、雑誌から現代のビデオゲームまで、広く近代現代の表現について関心をもって研究してきました。また、文学研究というと、作家やその作品の研究が思い描かれがちですが、読書や読者の歴史、さらには出版や書物の流通に関しても関心をもっています。

 こうした多様な調査テーマは、かならずしも図書館の中の本を読むだけで分かるわけではありません。図書館の外にも、図書館に入らずに消えて行く厖大な史料が今もあります。ですので学外へとそうした史料の調査に向かい、いろいろな場所の史料を整理することも行っています。

 このような読者やリテラシーに関する関心、そしてフィールドワークに基づく史料の収集や整理と、既存の文学研究や国語教育とをうまく結びつけてゆければ、と考えています。ですので、学生教育にあたっても、多様な表現素材を扱い分析する力、様々な史料に接し、それを理解、整理してゆく力、異なる専門領域にも積極的に関心をもち、情報を発信してゆく力の養成に力を入れてゆきます。そして表現に対する批判的な思考力を備え、自分たちをとりまく現在の出来事にアクティブにかかわってゆけるような力をつけてもらうのが理想です。これは自分自身の課題でもあり、それに向けてともに学び、考えてゆきたいと思います。


卒業論文関連 (過去の卒論タイトル 卒論優秀作)

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