リテラシー史研究会
 リテラシー史研究会は、近代において読み、書くという行為がいかに形作られ、変化してきたのか、という関心のもと、関連する研究や調査、史料の保存、整理、公開を行ってゆくことを目的としています。
 出版やメディア史、言語教育や読書環境の歴史、地域リテラシーの問題等、リテラシーの歴史に関わる多様な問題を考えてゆく場としたいと考えています。文学、教育学、歴史学等、分野を超えて学生や研究者が参加し、調査、研究スキルを高め、リテラシー史についての研究、調査の促進をはかってゆきます。
 早稲田大学和田敦彦研究室が事務局、及び責任者となっていますが、早稲田大学のみならず他大学の大学院生や卒業生も参加しています。上記の問題に関心のある方であればどなたでも研究会の活動への参加を歓迎いたします。

調査、研究会
 基本的には毎月1回程度の調査、研究会を行います。現在は以下のような活動を行っています。場所や日程については、会員のメーリングリストでの連絡を行っています。

・書店史料調査
・移民資料調査
・早稲田大学図書館所蔵史料調査
・会誌の編集、発送業務、及び合評会
・海外日本語蔵書史史料調査
・その他

会誌「リテラシー史研究」
 近代において読み、書くという行為がどのように形作られ、変化してきたのか、という歴史への関心を共有しつつ、関連した研究、資料紹介等を幅広く行うための雑誌です。読書や書物の文化史、あるいは読者をとりまく出版環境、流通の歴史、言語教育・教材史やメディア史など、リテラシーの形成や変化にかかわる幅広い問題をとらえてゆきます。また、こうしたリテラシーの歴史に関わる史料の保存、整理、紹介についても考えゆける場としたいと考えています。
 2008年1月に刊行を開始し、年に1回発行しています。会では会誌に掲載する原稿を募集しています。投稿規定は以下の通りです。

*「リテラシー史研究」投稿規定
一、本会誌の趣旨にかなった論であれば、どなたでも投稿できます。
一、論文投稿原稿は、一篇あたりなるべく一万ニ千字程度におまとめ下さい。資料欄の原稿については長さの規程はありませんが、分量が多い場合は一部分を本誌に、全体については本研究会ウェブサイト上に掲載する方法をとっています。
一、締め切りは毎年十月末日となっております。採否については決定次第ご通知致します。
一、原文の引用は新字のあるものはなるべく新字を用い、注の記号、配列などは本誌のスタイルに合わせて下さい。
一、掲載の原稿については、刊行一年後に電子化し、早稲田大学リポジトリにて公開されます。
一、投稿の際には投稿者の連絡先、略歴をあわせてご連絡下さい。
一、投稿論文はメール、または郵送にて受け付けております。
郵送原稿の返却には応じておりません。
投稿先 東京都新宿区西早稲田1−6−1早稻田大学教育学部和田教彦研究室 リテラシー史研究会事務局

リテラシー史研究会データベース
 会誌『リテラシー史研究』掲載の論に関連するデータベース(総目次、文献目録等)を公開しています。書誌データに関する論が会誌に増えてきたことを受けて、なるべくそれら書誌データの解題や意味づけ、データのサンプルを会誌で発信し、全体のデータはこのサイトで提供しています。

メーリングリスト
 この研究会では、メンバーどうしの連絡のために、メーリングリストを用意しています。一度に研究会関係者にメールを流したい場合に使ってください。登録制なので登録希望者は管理人までご連絡ください。この研究会に関心をお持ちの方ならどなたでも登録可能です。また、アドレスの変更や登録解除の際にはご連絡ください。

連絡先



関連サイト
和田敦彦研究室ホームページ


(C) Atsuhiko Wada, Waseda University, 2018